はじめてのふじろっく0

読者不在の本ブログにおいて初めて日本でのライブの日記。
さすがに27年生きてきて、これ以上日本国内で魂を揺さぶられるような経験って仕事以外にはないだろうなって思ってた。
だけど、本当に心から笑って、泣いて、思う存分揺れたこの3日間のことをどうしても忘れたくないので日記にまとめる。
人に見られるのは気恥ずかしいけれど、第三者視点を意識して書かないと後で意味不明な文章になるような気がしたので。

〇準備編
年初。
正直その時点では、今年こそ絶対に何としてフジロックに行くんだ!!という確固たる決意は一切なかった。
非常に申し上げにくいことに、色んな方に「いつかはフジで乾杯したいですね!」って口では言いつつも、特に今年の年初は個人的な事情で塞ぎこんでた。
どうせ今年も苗場の地に足を踏み入れることなく、青い鳥の向こうの誰かの呟きを眺めてふーんって終わるんだろうなと。

話は変わる。
5年くらい前からtwitterでやり取りしてて、音楽の趣味と年齢が近いこともあり仲良くしてた2人のフォロワーさんとフジの話になった。
3人で会えたのは何年か前のベルセバが出てたHCWのとき1回こっきりだけど、また3人で会えたらいいよね。
それがフジだったもっといいよねってやり取りをしてたように思う(LINEを見返していないので美化している可能性は否めない)。
2人には申し訳ないことに、この時点では(フジ?ないないwいや遠いやん、だってww)っていう気持ちが一杯で、3人でもだけど、自分がフジに行く姿を微塵も思い描けてなかった。

だけど、トントン拍子で話は進む。
「宿はどうする?」「とりあえず苗プリ申し込む」「抑えでこっちもとっとく」「何日間?」「2日パターンと3日パターンでこのプランは?」
自分のそのときの気持ちとは裏腹に足場は固められていく。

その矢先に異動が決まった。
新しい部署の上司との事前面談。
「これで面談終えようと思うけど、最後に何か言い残したことある?」
って、なんか処刑前の辞世の句を求められているような感じだけど、意を決して答えてみた。

「今年はフジロックに行こうと思います。」
「行ったらいいんちゃう?」

呆気ない回答。上司自身も自分の趣味のために数日休みをとるつもりで、そのためにちゃんと仕事の調整をするのであれば問題ないと。
仰る通りですね...

何はともあれ、これを皮切りにフジロックに向けた蝸牛よりも遅い足取りでの準備が始まった。